人材不足
なんて話が、まあしょっちゅう言われるんだけど
前提として、この話って、
厳密に時間でカウントできる
いわゆる単純労働の話だったら、
そりゃまあ、時給の話だったり
年間休日の話だったりするんだろうな、とは思う。
それなら、まあいいんだ。
詳しくは定義しないけど、
”そうじゃない”仕事の人材不足って、
時間給上げても解決しないよな、
と感じる状況を見ることが多い。
アタマ数は十分いるんだよ。
何人いるの?ってくらいいる。
でも、そんだけいても、肝心のこと分かる人、
見極められる人が一人もいない、
って状況の人材不足、ってのが多くて。
いや、ほんとにそればっかりな気がして。
------
人増やしても、なんの解決にもならないのに
人増やせば、とか主張する人材不足?ってのが、
なんだか多い。気がする。
これって、まさか、意図的にこういう状況
作ってるんじゃないよね.....?
まあ、言っちゃえば、予算と時間が....ってのと
同じスキームで。
こういうの、言い出せばどこまでも要求できるし
結局、十分なリソースが無いので、
達成できませんでした、という所に
引っ張りたいのか?と勘ぐってしまう。
で、技術的な未熟さで解決できない、
ってことを安全に言い訳するために、
あえて、全体的に低い技術水準を維持してるのか?
せっかく人材不足、って言って、
色々躱したり、納めたりしてるのに、
ちょっと横で、いや、ここをこうやりゃ
できますよ?なんてやられたら、
そりゃたまらんよね...
------
いろいろな仕事、趣味でもいいけど、
単純労働でなければ(いや、単純労働ですら!)
実は、やりこむと結構楽しいことがあるもんで。
ただ、そういうのが、集団の中に居て
一人ばりばり進め始めると、
比較対象がある場合、足並み揃えてくれないと
(周りが)色々困った状況になったりする
集団交渉とか、まあそういう構図とか。
単純労働の条件交渉とかなら、まあ、
わかる話だけど。
色んなものの素養とか、
スキルとかになってくると。
集団交渉のために、最低ラインで全員、
止めておかれると、まあ全体としては
条件交渉しやすいかもしれないけど、
必要な人材(スキルとか)が一人も育成されずに
”人材不足”に陥ってる、って構図なんじゃないか?
と疑っている。
------
世の色々な生成物、物自体は、
見てもなかなか分からないけれど。
規格設定の過程とか、トラブルシュートとか
色んなもの見ていると、
本来必要なスキル一式を持ち合わせてない
人員ばかりが集まって、本質を外した議論をして
明後日の方向の結論をまとめちゃう、
って状況が、じつは結構多いんじゃないか.....?
言い訳用のレトリックとしての人材不足、
って概念は、まぁ百歩譲って良い(??)としても、
この状況って危険だよなあ....
| 固定リンク | 0
コメント