ロボットと専門
まあ、浅く広くになっちゃうのは致し方ないような。
ただし、浅く広くといっても、ロボットを志向する人には、
一定の傾向があるように思うので、ロボット屋の集団は
いくら集まっても、ある程度以上は広がっていかない気がする。
なんとなく、材料や機構、加工方法とかは不得手な印象。
機構と言っても減速機構みたいな、
カラクリっぽいものには、ピンポイントで
食いついてくる感じはするけど、
本来の意味での機構系は押しなべて弱いような。
そこギア使う?とか
切削とか3Dプリント系は詳しいと思うけど、
溶接とか接着、塑性加工、表面処理、熱処理などなど、
コンポジットや鉄系の話は、不得意な印象。
この辺の材料、加工方法が自由に使えないと、
実際には作れるものの範囲が、かなり狭くなる。
ロボット屋自身はあまり気にしてないみたいだけど、
苦労している部分はこの辺だろうなあ、
と思って見ることが多い。
小さなものを作るには、あまり影響ないけど、
ちょっと大きいもの(1mを超えるあたり)を扱い始めると
途端に苦しくなってくるはず。
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市井では、ほかの分野をキッチリ修めてから、
ロボットの業界に入ってくる人が少ないからかなあ、
と思ったりもしている。
企業内では多分違うけど、そういう人は
世間でいうロボット屋の範疇に入って
こないのかな、と思う。
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