これな....
社長の年始の訓示
>皆さんは、自分のために、自分を磨き続けてください
これ、もっともなんだよね。
でも話の流れからすると、唐突感は否めないんだよな。
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以前にも書いたけど。
今どきの会社、間接部門の経費削減ってことなんだろうけど
本来、技術屋をやらせなきゃいけない人材に、
どうでもいい仕事、経理処理とか予算執行管理とか、
もっとどうでもいい、キャリアプラン作成とか
余計なことをやらせるようになっている。
こういうの、技術屋志向だったけど、
結局あきらめちゃったような人がやれば
いいようなもんだけど、新人からやらせるんだよな。
で、残業なんかは厳しく規制されてるもんだから、
会社が契約で確保している時間では、
一人前の技術者になるには、全然時間が足りない。
結果的につぶす気満々なんだよな....
もちろん、”正しく”、そういう風にしちゃってる
もんだから、社長レベルでも否定できないんだよね。
で、社長のこんな発言になっている
ような気がしてならない。
会社では、あなた方を、外で通用するような
技術屋にすることは無理ですので、
自力で磨いてください、と言ってると
思ったりする(個人の見解です)
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会社で働く時間、勤務時間は年間で、
せいぜい 1500時間ほどだ。
何か一つでも、ある程度の
スキルを積むのにかかる時間は、
大体5000~10000時間程度だと
思っているので、
仕事中、一日当たり2時間
それに割いたとしても年間で400時間。
ミニマムの5000時間に到達するのに、
12年以上かかる。
集中してできないオーバーヘッドを
考えると、20年はかかろう。
技術屋、最低ラインに到達するのに、
学卒から始めても40代半ばだ。
こりゃ、無理だよ。
社長でなくてもサジ投げるさ。
社員契約で鍛えるのなんてね。
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結局、自分の結論も、会社の与える仕事に
時間割いていると、人生の時間内では
技術屋になれない、ところに落ち着く。
でも、会社組織、マネジメントサイドは
技術屋欲しいんだよ。
結局、自力で何とかしてくんないかなあ、
という、心の叫びがあるんじゃなかろうか。
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酷い計算だけど。
8時間勤務は、ご飯食べるために支払うとして、
それとは別に、平日4時間は自己研鑽に使う。
これで、年間800時間ね。
で、休日は丸々自己研鑽に使うのだよ。
概ね150日、休みあるよね?
一日平均10時間、趣味、自己研鑽に使おうか?
1500時間だ。
先の800時間と合わせて、2300時間/年。
現実的な処で、10000時間が見えてきたでしょ?
これで20代半ばで、ひとまず到達すりゃ、
ここで嫁さんもらってからでも
何とか回せる気がしてこないか?
人生やるべきタイミングで、やるべきことを
やるってのは、具体的にはこういうことなんだろな、
と解釈している。
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単純な話だけど、マネジメントの大敗北なので
立場を考えると、そのまま言うわけには
行かないんだろうし、でも何とかしないと
みんな、時間浪費するばかり、って構図から
逃げられないんだよなあ。
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コメント
あ、休日は諸々の休み込みということで...
社長の業界じゃ、有休消化ほぼ100%でしょうし
投稿: w | 2020年8月15日 (土) 18時28分