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2019年8月24日 (土)

自己研鑽と裁量労働

あー、そりゃ上司なり組織が雇用している人間のキャリア含めて、
日々の仕事とスキルアップに全面的に責任もって指示してくれて、
結果についても、40年間は保証する....

ってのならまあ自己研鑽の名のもとに、
自分の裁量で仕事するのを禁ずる、ってのは分かるよ。
結果的に本人の望むキャリアが積めなかった場合、
組織が賠償するならね。でも、そんなのあり得ない。

だいたい、自分のキャリアを任せられるような
組織や上司がいてくれるなら、こんな苦労はしないw

現実、仕事、趣味のスキルアップはすべて本人の責任で。
組織は、たまたま役立ったり、役に立たなかったり、
邪魔したりするだけだ。どれも偶然に。

こんなんだから、勝手に自己研鑽もするさ。死活問題だし。

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翻って、
結果的に、無給で自己研鑽とは言えない作業をしてて、
それが本来時間で計算される(原価のある)仕事だとダメだ、
というのもよくわかる。

組織側の視点では、原価計算が破綻するし、
なにか、如何にもまずそうだ。(脱税?)

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それぞれ、ほとんど関係ないところの話が、勤務時間とか経費とか
実際の物理量に投影されるところで、干渉してしまって
矛盾した話になっている気がする
(矛盾している≒解がない)



時間で給与もらってる人は、自己研鑽禁止ですか?
そんなあほな。



全くこの構図こそが、大事なことが思慮の浅いルールのおかげで
台無しになってる、っていい例だ。

裁量労働だって、本来の趣旨は、人工で計算されるような仕事と
そうでないものを分けようって話のはずなのに、
なんだか変な使われ方してて、まったくろくでもない。
みなし管理職なんてのもそうかな。

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確かに、ルールが必要だというのは分かるけど。

何でもかんでも適用してしまって、もっと大事なものを台無しに
してるのは、本当にいただけない。

ルールを規定するルール、を規定するルール.(以下)...が
成立しないことからも、ルール自体は必要なものだとしても
十分ではない、ってことは自明なので。
もっと(真摯に)考えないといけない。

ルールで解決できないものの存在を認め、
じゃあ、どうすんの?って所に向き合う気がないなとなあ、
と思っているんだけど、
世の論調とか見るたびに、がっかりしたりしている。

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