パクチー
先週、タイに行ってきた。
現地では、日本人のアテンドに慣れている人に
仕事以外の諸々を取り仕切ってもらった。
ご飯の手配してもらって、毎日一緒に食事したり。
料理を取り分けてもらった時に、
パクチー入れて大丈夫ですか、と聞かれる。
ええ、もちろん。たくさんお願いします。
日本人、パクチー(コリアンダー)苦手な人が多い、
という認識らしい。
あー、20年前だと無理だったかも。
最近じゃ、日本でも栽培して売ってるし、
お店によっては、パクチー専門店とかあって、
パクチーいくらでも盛っていい所もありますよ。
山盛パクチーで食べてる人もいます。
というと信じられない物を見る目で見られた...
どうも、現地でもパクチーって、アクセントにしか使わないようだ。
日本での、三つ葉とかワサビみたいなものらしい。
三つ葉やワサビ、器に山盛にして食べてるのって、
そりゃ確かになんか変だ。
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嵌ると逝ってしまう日本人的特性かと思ったけど、
そういえば、思い当たる節もあるな。
タイでもそうだけど、今どき欧米でも日本食が
ブームで、どこに行ってもsushiレストランばかりだし、
スーパーには、パックの握りが必ずある。
ネタはほとんどサーモンとツナだけど。
で、まあ試しに買って食べてみると、意外にもわりと
食べられる。
魚の醤油さしも必ず付いていて、ガリも付いていることが多い。
酢飯もちゃんとしているし、味も日本の物と差はあまり感じない。
ただ、ワサビだけは、とんでもなく辛い。
日本の感覚で付けると、涙が止まらない。
量もたくさん入っている。
なんで、臭み消しにここまで?
せいぜいマグロなのに...と、思うんだけど、
こっちの人にとっては、この刺激もsushiに欠かせない
物なのかなあ、という気がする。
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こっちの感覚からすると、欧米人が生魚食べるなんて
時代も変わったなあ、と思うけど、
ワサビの扱いを見ると、この構図って
山盛パクチーと同じようなもんか、とも思う。
あと20年もすると、落ち着くのかもしれない。
オリーブ(オイル)のように
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