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2019年1月 6日 (日)

モバイルバッテリとハイパワーUSBとか

事実上、USBのコネクタを汎用電源ポートとして使うようになって久しい。

規格上は、5V、0.5Aを超える出力を取り出すときは、
ホストとハンドシェイクして、あれやこれややった後でないと、
取り出せないことになっているハズだけど。

実際には、5V3A出力とかの、USBコネクタのついた
ACアダプタなんかが普通に出回ってるし、
そういうもんらしい。

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最近の規格は、色々拡張されているようだけど、昔から
USB周りはなんだか、微妙な話も多い。

USBケーブルの構造も、結構厳格に決まっている。
データ線の番数(線径)まで決まっていて、
よく出回っているような細いケーブルは作れないはずなんだけど。

試しに、スリムケーブルとやらをばらしてみると、
データ線は規格通りの番数(#24だったかな?)なんだけど。
なんと、規格に定められてない、電源線の方は#30くらいの
ほっそい線で作られていて、びっくりしたことがある。

まあ、たしかにこれでUSB規格は満たしているんだろうけどなぁ。
0.5Aなんて流したら、1Vは電圧降下しそうだ。

まあそんなだから、わざわざ高速充電対応なんてうたった
USB?ケーブルを売ったりしているんだろうなあ。
実質、無法地帯に近い。

なので、USB形状のポートを使って電力を供給できる
モバイルバッテリ、もとい、パワーバンクも、ちゃんとUSBの
規格を守っているかなんてのは、あてにならないかも。

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ただまあ、USBかどうかにかかわらず、供給源として
ある程度の容量のバッテリを使っているときは、
ヒューズの類は、絶対に外すことはできないが...

しかし事故防止には、これも完全ではない。
ショート事故時でも、導体が即蒸発してくれれば、大した
事故にはならないけど、微妙に抵抗値を持った状態で
電流が流れると、発火事故になる。

カーボン素材辺りでのショートでは、ヒューズや
ブレーカーが応答せずに、激しく発熱して炎上したりする。

激しい火炎と、猛烈な煙を上げているのに、ヒューズ系が
平然としているのはトラウマだ。
経験的に、ヒューズ(ポリスイッチも)を信用しきれないのは
この辺の経験から来ている。

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いや、USB電源の話だ。
USBにかかわらず、出来合いのバッテリにはBMSとかの
過電流過充電防止回路が抱き合わされているだろうから、
改めて、炎上防止くらいの意味合いの保護素子追加は
あまり効かないかな?という気がする。

もちろん、裸のセルを使うなら必須。

どちらかというと、本来のUSBポート(PCとか)を
使うときの方が、気を遣う気がする。
マザーボード、壊すと高価いしね...

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ところで昔、モバイルバッテリを電源に使おうとしたことが
あったんだけど。

動き始めると、ちょっと触れないところに設置する機材で、
3か月間くらい動作し続けて、データを記録するものなんだけど。
もちろん、3か月間ずっと動作させるのは電源容量的に無理なので、
普段はスリープしていて、時々起動するようになっている。

これをモバイルバッテリを何個か使って動かそうとしたのだけど。

消費電流が小さすぎると、勝手に電源を切ってしまう仕様だった。
使う前に、手動でスイッチを押すか、コネクタを差しなおして
やらないと動かない。
大きなお世話なんだけど、こんなの現物が無いと
仕様を確認できない。

モバイルバッテリ的は、気をきかせてくれているんだろうけど
おかげで用意したものは、全部没になった。

それで、その時に理解したのは、一次電池の容量は相当な
ものだということ。

結局、アルカリ乾電池を使ったんだけど、これでも同体積の
モバイルバッテリよりも動作時間が長く取れた。
もちろん毎回電池は新品が必要だけど、3か月のサイクルなので
コスト面でも断然安いし、運用もらくだ。
(充電管理は面倒くさいし、運用リスクも大きい)

3か月で1サイクルなので、20サイクルでも5年間となって、
よく考えると、充電できるメリットが、全くなかった。

...なんてこともあったので、一次電池でも行けるかも、
と言うのは常に考えるようになったな。

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