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2018年8月16日 (木)

補聴器

あー、これも使ってる人ごとに、事情が色々違いそうだけど。

ここ1年くらい使っているのだけど、聞こえを完全には取り返せないし、
色々不便もあるんだけど、使わない人にとっては事情の理解は難しいと思う。

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それよりなにより、こういったものを使い始めて分かったことがある。

みんな、自分の感覚で、聞こえているつもりなんだろうけど
聞こえ方には、各人、ものすごく差があるようだ。

聞こえずらくなる前、聞こえづらくなった後、補聴器使った時の
聞こえ方、それぞれ全然違う。
単に、聞こえる音が小さくなったり大きくなったりするわけじゃない。

聞こえている、とされる範囲でも、同じ音を同じ音として捉えてる
訳じゃないのは、いまの状態になって初めて気が付いた。

補聴器使っていると、子供の泣き叫ぶ声とか、物理的な拷問に等しい。
この補聴器使っている状態の聞こえ方が、通常の状態の人もたくさんいるようだ。
あー、こういう事だったのか...

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うるさい音は困るほど聞こえるんだけど、聞き取れない音はたくさんあるし
なにより困るのは、音程が正しく聞こえないことだ。

昔はちゃんと聞こえていたメロディ、フレーズが
聞き取れなくなってしまって悲しい...
音楽のジャンルによって、聞こえたり聞こえなかったりの差を感じる。
クラシックやロック系は全然だめだ。
メタルとか、本気で雑音にしか聞こえない。
ギター系の音は全滅に近い。

しかし、ジャズはわりと良く聞こえるようだ。

こういったことは、なかなか分かってもらえないだろうなあ、と思う。

もちろん、補聴器にもイコライザがついているんだけれど、
それだけでは、カバーしきれてないのを、強く感じる。
補聴器を使うのを嫌がる人の気持ちも良く分かる。

こういったものを、もっと良くするのも、
これはこれで、やりがい有りそうな気がする。

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