品質と機能
長らく、機能が第一義の物を扱っていたのだが。
最近は、品質一義のものを扱うようになって、
ちょっと面食らったりしている。
どうも端的に、品質、と言われるものには、性能や機能、
といった側面が少ない、あるいは含まれていないようだ。
------
仕上がりの傷一つない綺麗さとかは求めるんだけど、
そもそもの性能とか機能が十分か、
ってのは誰も担保してないよなあ、ともやもやする。
極論すると、ピッカピカなんだけど、役に立たない物、
を総出で作り上げてしまう状況が在っても、回避できない。
その道のプロ相手だと、性能が足りてない、中身の
完成度が低い物ってのは、見向きもされないもんだけど。
いわゆる、一般の”お客様”相手だと、こんな感じなのか、
とちょっと驚いている。
本当に”お客様”って、見た目がほとんどなのか?と疑う気も
起きるんだけど、実際そういうものなのかもしれない。
------
”品質”という日本語から受ける印象からは
乖離があるようにも思うんだけど、
一般向けの物はそういうもんなのかなあ...
当たり外れのないものを作るってのは、分かるんだけど
そもそも全部外れの場合、どうするんだろう。
このあたりが、日本の製造業、ってものなのかもしれない。
| 固定リンク | 0
コメント