PC修理?
しばらく前だが、ノートPCのUSBポートから、電源を取り出しSTM32のCPUボードのデバッグをやっていたのだが。
うっかり電源をショートさせてしまったら、USBポートの電源が死んでしまった。
セルフパワーのHUBを使う分には問題ないので、電源のヒューズ相当部分がやられたのか。
でも、ポリスイッチになっているんだろうし、変だなあ。
修理に出せば、保証期間は過ぎてるし、絶対にボード交換になるしなあ、と思っていた。
ボード交換するのは、費用的にもったいないなあ。
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今回、ファンを掃除するために、このPCをバラさないとならなくなった。
ついでにこのUSBポートも調べてみる。
メインボードのUSBコネクタのあたりをみると、怪しそうなポリスイッチを発見。
見た目、リフローはんだの様子が何か変だ。
テスターでランドを当たると、導通がない。
ポリスイッチ自体は問題ないようだ。
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ポリスイッチは、過電流が流れると自己発熱で抵抗値を上げ、電流の制限をする素子。
サーミスターの一種。
なので、電流遮断中は結構発熱している。
逆に冷やしてしまうと、なかなか電流制限に入らない。
なので、リード品なんかは熱が逃げないように(足を短くして取り付けられないように)、リードフォーミングしてあったりする。
当初はUSB電源も動いていたので、一度過電流が流れた時に、ポリスイッチの自己発熱で、はんだにクラックが入ったようだ。
まあ、仕方ないかな。
自力ではんだ付けをやり直すと、USBポートが復活した。
復旧してよかったが、製品の基板でも今どきはこんなもんか。
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