テストリード
25年くらい使っているテスターが動かない。
テストリードが断線しているようだ。
交換部品を調達。
純正品が秋葉の店頭で手に入るのだね。
テスターのリードなんて、秋月で¥500で買えるんだけど。
一桁高価な純正品。
本体プロテクタの裏側にテストリードの収納場所があって、ここにぴったり収まるのだ。
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ものは、フルークの87。
このモデル、モデルチェンジはちょっとあったけど、20年以上経っていても、いまだに同じ型番のものが、標準品として手に入る。
今のモデルは、液晶のセグメントが大きくなったりとか、バックライトが白色になったりとかしているくらいの違い。
使用方法は全く同じなので、新旧混ざっていても全く気にならない。
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この個体は、仕事をし始めて、確か2年目の頃に買った。
仕事の1年目の終わりごろから、ヨーロッパに長期出張に行ってたのだけれど、そこで現地のエンジニアが使っていたのがこのモデルだった。
学生のころから、トラ技の広告とかで見ていたので、存在は知っていたのだけれど、何しろ高い。5万円以上する。
しかも、アメリカ製だし。当時バブルで日本がアメリカに追い付きそうに見えた時代だったこともあって、なめてかかっていたかも。
いざ触ってみると...
うっ、これは...いいものだ。
一時帰国後、速攻で計測器ランドまで自分用に買いに走った。
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当時は、SANWAやHIOKIとかのテスターを、皆使っていたのだけど、この辺は実験室とかで使うイメージだった。
その辺からすると、フルークのテスターはとってもタフで、ばっちり現場向きだ。
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さて、これが意外にも、結構貧弱な装備で四苦八苦している現場が多い。
大企業の研究所であってもだ。
設備はすごくお金がかかっているけど、装備は貧弱、ってのは、よくある風景ではあるけど。
そんな現場にて、とある期末に計測器購入予算が余っているので、ほしいものがあればリクエスト募集なんてことがあった。
躊躇なくこのテスターを上げて、物が納入されると、皆に大変好評だった。
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今でも行く先々で装備品としてリクエストして、仕事用に購入しているけど、毎回満足している。
オススメである。
ただし、ひとつだけ...
保護用のヒューズが内蔵されているんだけれど、これが高価い。
たしか1個¥1000以上したはず。
電流計測ピンで、電源とかを触ると、一発で切れる。
高くてスペアを買っておくのも躊躇するくらいだけど、それがかえって慎重に使うようになって良いのかもしれない。
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