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2014年8月 1日 (金)

STM32F3のUSART 続き

STM32F303のリファレンスマニュアルを眺めていると、USART_CR1に見慣れないフラグビットが...

OVER8、なんて、これはあれか...

通常16クロックでサンプリングされる1ビットを、8クロックに設定するビットのようだ。
いつからこんなものが。
L151にはすでにあったようだ。

これが使えれば、システムクロックをさらに半分にできる。
ということは、8MHzの原発振が使えるってことだから、HSITRIMでトリミングすれば、行けるかも...

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設定を試してみると、はたしてHSITRIM = 0 (-16)で、実クロック 7.519MHzとなって、BRR = 0x10で、921.6kbps通信が動作した。

チップの消費電流は、6mAほど。うーん、これはいい。

F103では、USARTは、16クロックサンプリング固定だ。
L151は、HSIとMSIのカバーしている範囲が離れていて、4MHzから12MHzの間は、内蔵クロックでは動作させることができない。
8MHzで、921.6kbps通信をさせられるのは、F3系だけだ。

毎度、地味に改良されるstm32だが、またしてもやられたようだ。

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