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2014年2月10日 (月)

STM32F303

ここ数年、気に入って使っているSTM32だけれども、かなり品種が増えてきて、選定で迷ったりもする。
新型では、どれを使うか...

F4は、そりゃあ高性能なんだけど、マウスには色々重い気もする。
コアの処理能力的にも、I/Oの構成にしても、F1あたりで十分足りてるともいえる。
STM32F405あたりが旬の様だけれど、実際皆が使ってるのは、どのあたりなんだろうか。

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個人的に最近のお気に入りで、普段色々使っているのは、STM32F373。
48ピンパッケージに、まあ今時の物はたいてい入っている。

特徴的なのは、16ビット シグマデルタADCを持っているところ。

ちょっと前なら、マウス用のジャイロセンサ受けなんかにぴったりだったのだけど、いまどきのジャイロはシリアル接続だ。

いや、ジャイロだけじゃなくて、今時の産業用センサは、どんどんシリアル接続に入れ替わっていて......いや、それは別の話。

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で、このF3だけれど、STM32F303という奴もいる。
こっちは、16BitADCの代わりに、本格的なオペアンプが4個入っている。

4個は一見少なそうだけれど、アンプの各入力にはマルチプレクサがついていて、複数の入力ソースをソフトウエアで切り替えて使える。

また、内部でADやらコンパレータやらDACなんかに、ごちゃごちゃつながっていて、大概の回路は内部で完結して、外部の余計なピンを占有しないのもよさげだ。

外部にFB回路を組んで通常のアンプとして使う方法と、内部でゲインをソフトウエアで設定する、PGAとしても使える。

マウスのセンサ系なんかには、これ以上無いくらいぴったりだ。
三相ブラシレスモーター用のタイマーもたくさん持っているし...

あー、F303には32ビットタイマーが1個しかないのか...(F373は2個)
エンコーダー入力処理に、ほんのちょっと追加がいるけど、まあ全然問題なし。

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