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2013年12月27日 (金)

やり過ぎ?

本業で扱ってるコネクタの新製品。
隔壁に取り付けて、表と裏からケーブルを接続できる、という趣旨の物。

http://gat.ne.jp/inform/webdir/48/as_through_bulkhead.pdf

真ん中にフランジがあって、裏と表にそれぞれピンが出てるタイプのコネクタ。
BNCとか、RF用のものではよく見るタイプ。

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ちょっとまて。
これって、表と裏で同じピン番号同士がつながってないような....
表と裏でピンとソケットになってるならともかく、どっちもピンだよ、これ。

この短いハウジングの中で、30ピン以上ある分、全部入れ替えてるのか?

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資料には、細かい(いや決定的に重要な情報だ)ことは記載がないので、
取扱い先に連絡をしてみる。

表と裏で違うピン同士がつながっていると、あっけらかんとした回答をいただいた。
全ピン、まっすぐ貫通しているだけかよ。

この中継コネクタを間に入れると、中心線上にある数ピン以外は、ピンアサイン的に見事にシャッフルされるわけか。
RFコネクタみたいに同軸なら成立するけど、多極コネクタでやるなら、オスメスにしないとだめだろ。

D-SUBとかのジェンダーチェンジャーなんかも、うまくレイアウトして、オス同士の組み合わせでもピン番号が入れ替わらないようになっているものだ。

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...このコネクタのシリーズは、MIL SPECの38999のシリーズI準拠をうたっている。準拠というくらいだから当然取得はしてない。
MIL-38999のコネクタは、航空機や人工衛星なんかにも普通に使ってある、まあ本物。

たしかにパッと見には、38999のシリーズIあたりに見えるんだが、値段が半分の代わりに精度とかも半分くらい?というなんとなく、パチモノ系の香りがしてたり。

それでも、このあたりの業界では、値段が安いのもあって、みな喜んで使っているという現状。
一方では、38999のイメージを借りて、なんとなく高信頼か?と思わせているのだけど、
とてもMILなんか取れそうもない、ひどい作りの物もラインナップに混ぜてあって、うーんって感じ。

一応、売り文句としては、MILを取得してないから安い、って説明。
ま、確かに”取得してないけど、品質は同等”、とは、どこにも書いてないからなあ...

ビジネス的には、これでいいのかもしれないけど、なんだかなあ、と思っていたんだけど。

さすがに今回のこれは、あんまりだ....
ほんとに、こんなのほしがってる人いるのかなあ。
いるとしたら、ほんとに電気屋なのか?
謎は深まる。

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