食事をして思ったことなど。
今年の春先に、上海で少し仕事をしたときのこと。
一日、仕事が終わって、会社持ちの歓迎会に連れて行ってもらった、20人以上はいたかな。
おいしいと評判の、けっこういいお店の個室だった。
出てくる料理は、もちろんおいしかったのだけれど。
それだけにとどまらず、料理に対する、なんというか取り組み方が凄まじく、感服した。
たとえば、
なんてことない前菜なのだが、大変おいしい。
絶対に食べたことある食材なんだけれど、何なのか言えない....
これは、にんじんの葉っぱだ...
普通は、あくが強くて、せいぜいてんぷらにするくらいのものだと思うけど、どうやったらこんな風に出来るんだろう。
非常に研究されている。
とてもかなう気がしない....
ピータン
ボンゴレ茶碗蒸し
蒸し白身魚(多分ナマズ)
なぜか、サーモンの刺身(寿司桶の使い方が間違っている)
素材の力だけに頼るのではなく、技巧の限りを尽くしてあるというか。
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別の日、お昼をご馳走になった。
近所の人気の定食屋、というかカフェテリア。
トレーをとって、5皿、好きなおかずを選べという。
これまた、どれもおいしい。いわれているほど化学調味料っぽくもないし。
現地のメンバも日本人も、こっちの料理は味はまあまあだけど、どれも雑だとのこと。
ふむ、どの辺が?と聞くと、どの料理も肉に骨がついたままだという。
なるほど。
でもこれ、骨はわざわざついてるんだと思う。必ず砕いてあるし。
骨片が入ってて、食べにくいといえば食べにくいけど。
作る方も、骨付きのほうが面倒だと思うし、味を追求して、わざわざこうなってると思うよ....
出す方と受け取る方で、意識が離れているのは、何時の時代も、世界の何処でもこうなのかもしれないなあ、と思ったり。
昨今、中国製のものについて、あれこれ評価があるけれど。
ある面では認めざるをえないというか...すっかり参りました。この方面に関しては。
また食べたいなあ...
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