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2010年4月18日 (日)

スイッチ

最近あった話
とあるところで使う、ちょっと変わったスイッチが壊れた。
その交換作業にて。

スイッチの接点部分の本体は、アルミのハウジングに取り付けてあって、そのハウジングと一体となってスイッチを構成している。

よーく見ると、つくりは?な所もあるのだけれど、外側、見える所のハウジング部分は綺麗に(いい感じにオーバースペックレベルで)表面処理してあってたりして、見た目、実に高級品ぽい。

取り外したスイッチをみて、こんなに良さそうなスイッチなのに、このくらいで壊れるんですね、との話。

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まあ、これは”商品”だからね。
適当な部品を集め、いきなり組み立てて一丁あがり、ってものを作る用に売られているものなのかと。

普通、いわゆる”部品”ってのは、まとまった数のいわゆる製品を作る前、性能などの評価をするものだけど。

こういう物は、多分、手にとって選んでもらえる事が最も重要な性能で、信頼性や品質てのはその次。
で、たいていの場合、そこまでの品質を問われない使い方しかされないので、大多数の場合問題は出なくて、丸く収まる、ってことなのだと思う。

まあ、結局人間、見た目がほとんどなので、綺麗なパッケージに仕上げてあったり、カラフルな取り説がついていれば、なんとなく機能もちゃんとしているような印象を受けるわけで。

実際に、”良さそうに”見せているのだから、実に、”良く出来た”製品なのだろうね。
一般向けには、まあそれでいいのかもしれないけれど。

一回ばらして中身を点検しないと不安になる今日この頃....

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困るのは、そういった向きばっかりになってしまうと、従来のちゃんとしたものが、コストなどにより駆逐されてしまい、肝心なときに、まともな部品が手に入らなくなってしまうことだ。

ただでさえニッチな分野では、個々に評価する時間もお金も捻出できないので、困ってしまう。

いや、もちろんあるところにはあるのだけれど、手に入らないんじゃ無いのと同じだ。

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そこいくと、マル防関係は、さすがだ。
伝え聞いた話だけれど、歩兵用の情報端末用のコネクタ。

付け外ししたときに、音が出ないこと、ってのがスペックにあるらしい。
さすがだ。
ここだけの話からでも、他のスペックがどんなレベルで規定されているか、なんとなく想像できるような。

こっち方面のものは、見た目は地味でぱっとしないものが多いのだけれどね。

あと船舶系のスイッチも、性能、信頼性優先で、アテにしても良さそうな感じだったな。

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