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2005年2月 4日 (金)



バケツの容量であるところの、インダクタにためられるエネルギーは、1/2xインダクタンスx電流の自乗(ジュール)。
教科書どおり。

インダクタンスをなるべく大きく、なおかつ電流をたくさん流すほど、1回にくみ上げられるエネルギーが多く取れ、出力が稼げる。

しかし、インダクタンスを大きくすると、電流が変化しにくくなり、スイッチング周期を短くできない。

入力電圧が一定なら、スイッチング周波数とインダクタンスはトレードオフになる。
スイッチング周波数をあげたければ、すばやく電流を流したり、止めたりしないといけないので、インダクタンスを小さくするか、電圧を上げなければならない。

...かける電圧を上げられるんなら、昇圧なんかしない。というわけで、インダクタンスは小さくなる方向に決定。

で、出力を決めるのは電流なのだけれど、インダクタンスにはこれ以上電流が流せないという、電流容量というものがある。
この電流より多く流しても、磁気飽和が起きてエネルギーとして蓄えられなくなるというところ。B-H曲線が平らになるところだ。

...今回の昇圧回路は、ここまできてしまっていたわけだ。

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考えてみると、同じコアであれば、巻き数を減らしてインダクタンスを小さくすると、アンペアターンが減り、たくさん電流を流せるようになり、くみ上げられるエネルギーは変わらない。
銅損分はあるけれど。

よってマウス的には、効率のこともあるけれど、なるべくスイッチング周波数を上げ、小さなインダクタで目的の出力を取り出したい。

しかし、今回使ったLT1170はスイッチング周波数が、100kHzとなっているので、マウスに載せられるようなインダクタでは、どのみち取り出せる電力は知れてしまう。
今回は割り切ったけれど、もっと本気で作ることがあれば、いまどきは、もっとすんごい石も手に入る。

2MHzとか。
普通のインダクタやコンデンサはつかえるのだろうか...?

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